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抜歯後のリカバリー期間はどれくらい?

過去のブログで「必ずしも歯を抜かない治療が良いとは限らない」ということをお伝えしましたが、実際に歯を抜くとなると「リカバリー期間」や「治療を始める時期」などが気になる方もいらっしゃると思います。今回はそれらを注意点も含めて分かりやすくまとめましたので、抜歯を控えている方や矯正治療をご検討中の方は、ぜひご参考ください。

矯正治療で抜歯が必要になった時のリカバリー期間について

矯正治療で抜歯が必要になった場合は、基本的に先に抜歯を行い、その後に装置をつけます。抜歯後どのくらいで矯正治療が始められるのか、必要なリカバリー期間について、以下で詳しくみていきましょう。

抜歯後に矯正治療を始めるまでにかかる日数は「1週間~2か月」

矯正治療での抜歯は、主に4番目の歯が対象です。5番目の歯に過去に被せ物や、神経を取った形跡が見られた場合は、4番目ではなく5番目を抜歯するケースもあります。また、歯並びによっては4番目や5番目以外の歯を抜歯することもあり、どの歯を抜くかは精密検査後、もしくは治療の様子をみて判断します。

抜歯後はすぐに矯正装置をつけることが難しく、歯1本につき約1週間の待機期間が必要です。上下左右の抜歯が必要になれば約1か月、親知らずの抜歯も必要になれば、さらに数週間~1か月ほど待たなくてはいけません。抜歯後すぐに治療を進めてしまうと、出血が止まらなくなったり、腫れや痛みが強くなったりする可能性があるため注意が必要です。

抜歯後にできたスペースが埋まるまでにかかる日数は「1年~1年半」

矯正治療を開始してスペースが埋まるまでには、1年~1年半ほどかかります。順番としては「歯の軸を揃える(ズレを修正する)」→「前歯と奥歯を引き合わせてスペースを埋める」→「バランスをみて微調整を行う」というのが一般的であり、それら全てを終えるまでに2年~3年は必要です。

矯正治療の開始日までに注意すべきことは?

抜歯をしてから矯正治療を始めるまでに、最短でも1週間は必要です。抜歯の本数が多ければそれだけ待機期間が延びることを覚えておきましょう。
矯正治療を開始するまでに注意すべき点は以下の通りです。

血餅が剥がれないようにする

抜歯後は、抜歯窩(抜歯後にできる穴)に血液が溜まって、血餅(けっぺい)ができます。歯茎をきれいに治すには、血餅を抜歯窩に留めておく必要があります。強いうがいや歯ブラシの毛先を傷口にあてる行為は、血餅が剥がれる原因ですので気をつけましょう。抜歯後3日間は強いうがいを避けて、歯ブラシの毛先をあてる部位は手前の歯までに留めてください。

丁寧なお手入れを心がける

歯茎をきれいに治すには衛生面にも注意が必要です。歯垢は細菌の塊であり、多ければそれだけ歯茎が腫れやすくなります。結果的に歯茎の治癒に時間がかかってしまいますので、毎日丁寧なお手入れを心がけましょう。歯ブラシだけではなく、デンタルフロスや歯間ブラシといった補助用具も合わせて使うと、汚れの除去率がアップするためおすすめです。
また、指や舌で抜歯窩を触ると、菌が入って治りが悪くなり、歯茎の形が不自然になる原因となります。気になっても触らないよう意識することが大切です。

刺激の強い飲食物を控え、禁煙する

刺激の強い飲食物は、歯茎の治りを悪くする原因です。抜歯から1週間は、熱すぎるものや辛すぎるものなどは控えるようにしましょう。醤油や塩なども、抜歯窩に触れると痛みを伴うことがありますので注意が必要です。
さらに、たばこを吸うと歯茎の血行が悪くなり、治癒までに時間がかかります。たばこは歯周病のリスクが上がる原因でもあるため、早めの禁煙がおすすめです。

矯正治療の抜歯について不安がある方は当院までご相談を

矯正治療で抜歯が必要になった場合は、装置をつける前に行うケースが多いですが、親知らずに関しては治療の途中や治療後に行う場合もあります。どの歯をどのタイミングで抜くのかについては精密検査後に決定しますので、気になる方は一度当院までご相談ください。

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