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矯正ブログ BLOG

矯正治療中にホワイトニングしても大丈夫?②〜マウスピース矯正編〜


前回の記事(「矯正治療中にホワイトニングしても大丈夫?①〜ワイヤー矯正編〜」)では、ワイヤー矯正中のホワイトニングについて、治療との相性や注意点をご紹介しました。
近年、従来のワイヤー矯正に比べて装置が目立ちにくく、日常生活への影響が少ないことから、多くの方に選ばれているのが透明なマウスピース型矯正装置「インビザライン」です。このインビザラインは、矯正治療とホワイトニングを並行して行うことも可能です。ただし、歯が動いている治療中は通常とは異なる注意点もあるため、慎重な判断が求められます。今回は、インビザラインとホワイトニングを併用する際のメリットや注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。

インビザラインなら、矯正しながらホワイトニングもできる?

インビザラインは、取り外し可能なマウスピース型のアライナーを使用し、少しずつ歯を動かしていく矯正方法です。アライナーは歯列にぴったりとフィットするため、ホワイトニングトレーとして兼用できる場合があります。つまり、マウスピースの内側にホワイトニングジェルを塗布することで、矯正とホワイトニングを同時に進められることがあるのです。ただし、実際に併用するには使用時期や方法の選定が重要で、歯科医師の判断と指導のもとで行う必要があります。

トラブルを防ぐための注意点

アタッチメントによる色ムラの可能性

インビザラインでは、歯を効率的に動かすために「アタッチメント」と呼ばれる小さなレジン製の突起を歯面に装着します。これがあることで、ホワイトニングジェルが歯全体に均等に行き渡らず、色ムラが生じる可能性があります。治療終了後にアタッチメントを外すと、周囲との色の違いが気になることもあるため、装着数や位置、ホワイトニングを始める時期については歯科医師と相談しながら決めましょう。

知覚過敏のリスクにも注意

矯正中の歯は常に少しずつ動いており、その影響で歯根膜や歯ぐきが敏感になっていることがあります。この状態でホワイトニングを行うと、薬剤の刺激で知覚過敏を引き起こすことがあります。とくに歯ぐきが下がって象牙質が露出している部位では、しみたり痛みを感じやすくなります。症状が強い場合はすぐに使用を中止し、歯科医師の診察を受けてください。

矯正治療中は「いつ始めるか」が重要です

矯正中にホワイトニングを始めるなら、次のタイミングを避けるのが望ましいとされています。理想的なのは、治療の中盤以降で歯列が整い始めた時期です。ホワイトニングをご希望の際は、矯正の進行状況を見ながら歯科医師と相談して進めましょう。

歯列が大きく乱れている初期段階

アライナーが歯列にしっかり密着せず、ホワイトニング効果がムラになる可能性があります。

アタッチメントが多数装着されている時期

薬剤が行き届きにくく、色ムラの原因になります。

アライナーを交換した直後

歯の移動による違和感が強く、薬剤の刺激で症状が増すことがあります。

アライナーを活用したホームケア

インビザライン治療中は、ホームホワイトニングが一般的です。歯科医院で処方された低~中濃度の薬剤をアライナーの内側に少量塗布し、一定時間装着します。

  • 1日1回、数時間の装着を繰り返すことで、徐々に白さを実感できます。
  • 高濃度の薬剤を使うオフィスホワイトニングは刺激が強いため、矯正中には不向きとされます。

なおインビザラインのアライナーはホワイトニング専用に設計されたものではないため、薬剤の漏れや歯ぐきへの付着には注意が必要です。

より自然な仕上がりを目指すには?

歯の白さはもちろん、歯並びや噛み合わせが整っていることも大切なポイントです。歯列が整った状態でホワイトニングを行うと、仕上がりがより自然に見えやすくなります。また、矯正治療が完了するとアタッチメント除去後に歯の研磨が行われ、歯本来の透明感や明るさが際立ちます。このタイミングでホワイトニングを行えば、より高い効果を実感しやすくなるでしょう。
矯正後のリテーナー(保定装置)が透明なマウスピース型であれば、ホワイトニングトレーとして再利用できることもあります。装置の追加作製が不要になるため、コストや手間を抑えながら継続的なケアが可能です。ただし、すべてのリテーナーが対応しているわけではないため、事前確認が必要です。

まとめ:矯正中に白い歯を目指すなら、計画的に

インビザライン治療中でも、適切な方法とタイミングを選べばホワイトニングは可能です。しかし、アタッチメントの影響や知覚過敏のリスクなど、個人差に応じた配慮が不可欠です。大切なことは、治療の進行状況をきちんと把握し、歯科医師としっかり相談しながら進めていくことです。計画的にホワイトニングを取り入れていくことでより理想的とする口元を目指せます。

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